【夏の不調は“ふたつの熱”から】ミントシリーズ③

熱こもりと内熱、どちらにも気をつけて

夏になると「なんだか身体がだるい」「顔が火照る」「寝苦しい」…
そんな不調を感じることはありませんか?

外が暑いのだから、当たり前といえば当たり前ですが
その原因、実は【ふたつの熱】が関係しているかもしれません。

🌞熱こもり(うつ熱)──外からの熱が逃げにくい状態

高温多湿の環境や通気性の悪い服装、汗をかきにくい体質などが原因で、
身体に熱がこもってしまう状態です。
特に高齢者や子ども、汗をかきにくい方に多く見られます。

主なサイン:

  • 手足や顔の火照り
  • 微熱や倦怠感
  • 汗が出にくい、または過剰に出る
  • めまい、頭痛

対策:

  • 通気性の良い服装と室温管理(25〜28℃が目安)
  • 手のひらや足裏を冷やす
  • こまめな水分補給(麦茶や経口補水液など)

🌿 内熱(ないねつ)──身体の内側から生まれる熱

一方でストレスや食生活の乱れなどによって、
身体の内側に熱がこもることもあります。
これは東洋医学でいう「肝火上炎」(肝の機能が過剰になり熱が上半身に昇っている状態)や
「陰虚火旺」(体内の陰陽バランスが崩れ陽が過剰になり、熱をもった状態)などに該当し、
気の巡りや自律神経の乱れが関係しています。

主なサイン:

  • のぼせ、イライラ、目の充血
  • 口の渇き、寝汗、不眠
  • 舌が赤く、苔が黄色い
  • 食欲不振や便秘

対策:

  • ミントティーや菊花茶で気を巡らせ、熱を鎮める
  • 緑豆・はと麦・冬瓜などの涼性食材を取り入れる
  • 深呼吸や軽いストレッチで自律神経を整える

🌱 “ふたつの熱”が重なるとき

暑い日には、外からの熱(熱こもり)と内側の熱(内熱)が重なりやすく、不快感が倍増します。
たとえば、ストレスで内熱が高まっているときに猛暑が続くと、のぼせや不眠が強く出ることも。

🍃 夏を心地よく過ごすために

  • 朝はホットのミントティーで気を巡らせ、昼はアイスで熱を冷ます
  • 食事に苦味や酸味を取り入れて、肝の熱を鎮める
  • 睡眠と休息をしっかりとって、熱を生みにくい身体に整える

「熱」は、身体からの大切なメッセージ。
外と内、両方の熱に耳を傾けながら、夏を心地よく、美しく過ごしていきましょう🌿

樫本は今ミントンティーが気に入っていますが、レモングラスやローズヒップなど
好みに合ったものを探してみてくださいね!
ルイボスとのブレンドティーが飲みやすいです(*^^*)