睡眠って大事②
当院をご利用の方からよく、しっかり眠れるようになったとご報告をいただきます。
関節エステの整体施術後は緊張がとれ、睡眠前に副交感神経がきちんと優位になるのです!
睡眠が大切な事はわかっていても、睡眠にどんな効果があるのか知っている方は少ないと思いまして
睡眠の凄い効果をご紹介していきます!
前回はコチラ
睡眠は健康に生きるために欠かせないものであり、色々な役割を担っています。
その中で今回は睡眠と自律神経・ホルモンバランスについてお話したいと思います。
自律神経は心臓や他の内臓の動きや体温、代謝などの調整を24時間行っています。
交感神経と副交感神経という言葉をよく耳にすると思いますが、どちらも自律神経のことで
1日の中の時間帯や活動状況によってどちらかが約30%ほど優位に働くようになっています。
日中活動する時は交感神経が優位となり、血圧が上昇し筋肉や心臓の動きが活発化するため
脳も身体もアクティブに興奮状態となります。
健康的な状態であれば、日中は交感神経が優位となり入眠時は副交感神経優位に切り替わるのですが
現代のライフスタイルや身体の歪みなどから呼吸が浅い状態ですと
緊張したストレス状態が続いてしまい脳も身体も疲れやすく、睡眠が浅くなりがちなのです。
浅い呼吸は緊張状態の時のものなので、脳が興奮してしまい交感神経優位が強まってしまいます。
またリラックスするために深呼吸をすることがあると思いますが、背中や首回り、肋骨周りの硬さがあると深く息を吸えないため深呼吸もうまくできません。
息をゆっくり吐く時にリラックスする作用があるので、呼吸が浅い状態では中々リラックスすることはできません。
身体の緊張をとり呼吸がしやすくなることで深呼吸ができるようになり、副交感神経優位になりやすくなります。
より良い睡眠がとれるということですね!
前回の記事でも書きましたが、睡眠とホルモンの分泌とは関係が密接なのです。
代謝や身体の成長を促進する成長ホルモン(グロースホルモン)は入眠直後の深いノンレム睡眠の時に分泌が活発となり
入眠後約2時間で70%~80%が分泌されます。
成長ホルモンがしっかり分泌されないと、
・コレステロールが増える
・骨粗鬆症のリスクが高まる
・筋肉量が減る
・体力が減る
・肌が荒れる
など、健康面美容面に悪影響がでてしまいまいますが、最初のノンレム睡眠の質を上げれば成長ホルモンは分泌されやすくなります。
成長ホルモンの分泌量は時間帯ではなく睡眠によって変わるので、睡眠時間を一定にするのがポイントになってきます。
お仕事での疲れやストレスから身体が緊張し脳も緊張した状態が続くと、寝つきが悪かったり睡眠が浅く寝た気がしないという事になりがちです。
首周りが凝ると呼吸をするために使う筋肉が上手く機能せず、さらに大きな僧帽筋などの筋肉を使って
肋骨をひきあげようと極端に言うと肩で息をするような状態になります。
肩を上げる事で余計な動きが増えるので、さらに肩こりがひどくなり辛さや痛みで緊張状態となります。
ゆっくり休みたいのに休めないというストレスも重なる事は想像できますね。
ストレスや疲れ→筋肉の緊張や関節の歪み→呼吸が浅くなる→睡眠の質が悪くなる(最初に戻る)
という負のループが続いてしまうのです。
この負のループを断つために身体を整え、自律神経とホルモンバランスの整った健康的で美的な生活を送りましょう!